Monday, November 3, 2008, 01:46 PM
3年生にとって、とうとう、最後の稲稜祭を迎えました。「この学院に出向くのも、あと何回なのだろう・・・」
「今日の大久保山でのこの一日を大切にしなくっちゃ・・・」
そんな思いで早朝の自宅を出発しました。
二日間ともさわやかな秋晴れに恵まれた稲稜祭。
母友たちと「くまバス」を降り、
校舎へ続く坂道を登りながら、
やわらかな木漏れ日と冷たいひんやりとした空気の中に、
大久保山の季節を感じました。
ぷ〜んと漂う、落ち葉や土からかおる「秋のにおい」、
緑の熊ざさの中にところどころに舞い落ちている真っ赤に色づいた葉っぱ、
道路の脇に転がっているたくさんのどんぐりたち、、、
「子供達は毎日、この自然いっぱいの空間をくぐりぬけ、
学院での一日をスタートしているんだな・・」と思ったら、
「この環境で過ごす子供達はなんて幸せなんだろう、、」と思いました。
バザーの売り子さんのお手伝いも無事終わり、
楽しみにしていた中庭ステージのフィナーレに
母友たちとくぎ付けになりました。
中庭ステージの右側にある立派な数本の松の木は、
西に傾く夕日の光に照らされて、
いつになく、とても堂々と見えました。
正面にはみんなの手で作られた、
何枚もの小さな色紙で敷き詰められた大隈重信の9枚の顔の大きな垂れ幕。
大勢の仲間達の視線を集めながら、
中庭ステージの出し物はどれもこれも迫力満点。
一芸大会、
・・・こんなたくさんの人たちの前で笑いをとれる芸をするのって
すごい勇気いるだろうな・・
アームレスリング大会、
・・・ゲームといえども全身の全ての力を一本の腕に込める
見事な男の意地・・
その日、県大会で見事BEST4進出を決め、
壇上に上がったラグビー部の選手達を、
同じ学院生として、心からたたえ、
校歌を力いっぱい歌う様子に熱き仲間意識を感じました。
チアガールたちのはじける笑顔と気持ちのいいほどに歯切れの良い動き。
愛校精神そのものである応援部、そして、
今日のために駆けつけくださった応援部OBの方々の魂の声、
ブラスバンドの太鼓の音、・・・
これらは私のお腹にまでず〜んと響いてきました。
それらに合わせ、肩を組んで何重もの輪を作って盛り上がる
学院生達の「紺碧の空」の大合唱。
彼らがひしめき合いながら、
飛んだり跳ねたりのその様子を上から見ていると、
それはまるで、お鍋の中で煮えたちながら踊っている、
たくさんの黒豆のよう!
もはやステージの上と下との段差は彼らの意識の中には全くないのだろう。
これこそ「全員一丸」となる瞬間。
その瞬間を目の当たりにして、
彼らの若さとエネルギーと青春が伝わり、私まで胸が熱くなる・・。
この瞬間が見たくて、私は、はるばる足を運んでここまでやってくる。
あぁ、それも、今日が最後か・・・。
私は、この光景とこの感動を
しっかりと目に、そして心に、大切に焼き付けました。
みんな、本当にどうもありがとう!!
ふと空を見上げると、
そこにはC棟の陰から、
青い空をどこまでもまっすぐに上へ上へとのぼってゆく、
くっきりとしたまっ白な一筋のひこうき雲。
それは、まるで、この瞬間の彼らの絆とエネルギーが、
明るい未来に向ってずっとずっと続いて行くことを
示してくれているかのように、私の心に映ったのでした。

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