『ハートフル・ホーム』
24.部活引退 
Wednesday, July 30, 2008, 02:42 PM
夏は涼しさを呼んでくれる「つる植物」が大好きです。
うちでは、「風船かずら」という
かわいい風船のようなぼんぼんのなるつる植物を育てています。
成長が目に見えてわかるつる植物は見ていて楽しいです。
緑や、風鈴の音色、冷たい麦茶に浮かぶ氷の音、
風にゆらぐカーテンや窓ごしにゆれる観葉植物の葉っぱなどで
厳しい暑さの中にも、
気分的に涼しい気持ちを発見するのもなかなかいいものです。

7月下旬、とうとう部活最後の引退試合の時がやってきました。
行ける保護者たちで応援に行きました。
連日、たくさんの学校の生徒達と試合をしました。

引退で最後でしたし、ちょっと「親バカ」かもしれませんが、
その中で、早本の子たちを見ていて「いいなぁ〜」と思ったことを
書くとすれば、それは、
大久保山の自然から得てきた「純朴さ」、「素朴さ」、
日頃、夏のうだるような暑さや冬の赤城おろしの風に耐えてきてる「粘り」、
"city boy" たちとはまたちがう
なんとも言えない「真剣さ」と「ひたむきさ」、、、etc。
  
この数日間でいったい何試合やったのだろう、、、
10試合以上連日にわたり健闘しました。

どの試合もベストを尽くして、最終試合が終わった後、最後の最後、
彼らは仲間たちと円陣を組んで、しばらくの時が流れました。
ざわついている会場で、
その円陣には言葉も何も必要なく、静寂な空間と時間だけがありました。
子供たちもいろいろな思いがあったでしょう。
先輩後輩を含め、よき仲間たちと得られた深い絆、
汗いっぱいかいて、がんばった部活の日々、
精一杯、一生懸命に立ち向かったこの数日間の試合への思い、
うれしかったことも悔しかったことも
全て、彼らにとっては、これからの成長の糧になる
すばらしい経験だったと信じています。

また、親である私たちも、
息子たちがいい仲間達に巡り合えたこと、、、
好きなスポーツができたこと、、、
培われた根性とがんばり、、、
おセンチな私は、
3年間の部活で見せてもらったたくさんの思い出が
ぐるぐると頭をよぎり、
最終試合が終わったあと、いっぱいの涙で目がうるみました。

うれしかったことは他にもありました。
引退試合に、OBがいらしてくださり、
合間の練習に加わってくださったり、
声張り上げて指示を出してくださったり、エールを送ってくださったこと、
そして、途中で辞めてしまった仲間が応援にきてくれたこと、
そしてその仲間をメンバーたちが温かく迎える光景。

何か始めると、さびしいけれど、そこには必ず終わりがある。
しかし、その終わりは、次に続く始まりでもあるのです。
それが人生の「節目」なんでしょうね。
いろいろな人たちの支えの中で、
好きなスポーツを仲間たちと続けてこられた感謝の気持ちを忘れずに、
今まで必死に注いできた部活へのエネルギーを
この「節目」という大事な通過点に立った今、
次にどんな風に生かしていくかは、彼らの大きな課題であり、
一人一人が決めていくことなのだと思います。
そうやって、一歩一歩大人に近づいていくのでしょう。

私たち「親」は、その字が示しているとおり、
「木の上に立って、そっと見守る」・・・それでいいんでしょうね。
  ・・・口は出したくなるけれど。

しかし節目を境に、変わらないものがあります。
それは、まぎれもなく、仲間たちとの友情や絆、
そして、培ってきた精神力だと信じています。

さあ、3年生諸君は、あとは、夏の宿題と卒論ですね!
結構大変そう?!ですよね。
・・「そろそろ本業の方もがんばってね!」というところですね、、
   と思いつつ、今日も仲間と遊びに行ったM・・・(^^ゞ
   ホーム生=仲間と遊びに行くのも遠距離!
   でもちっとも苦じゃないみたい。
   出る言葉は「電車賃かかるんだよな〜」くらいなものです。

早本生としての残りの一日一日を大事に
悔いのないように過ごしていってほしいと願っています。

              happy ローラのさもない日常 その10 wink

                 「夏に涼しいつる植物〜風船かずら〜」


ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
これが、冒頭に書いた「風船かずら」です。
風に飛んで行きそうなくらい軽くて、かわいい黄緑色の風船が
いくつもぶらさがるんですよ。


そして、こちらが、その「風船かずら」の種です。
時期が来て、風船をわってみると、2〜3個の種がでてきます。
よ〜く見てみてください。
白いおちゃめなハートマークがついているでしょう?
小さな一つ一つに、ちゃ〜んとハートマークがついているなんとも珍しい種。
私はこの種を初めて見たとき、ホント\(◎o◎)/でした!
自然の作る作品って驚異ですよね!
自然は、芸術の最高傑作です!


23.みんな輝いている 
Friday, June 20, 2008, 08:26 PM
試合応援のその日は、梅雨の合間のとてもいいお天気でした。

車窓からみた線路際の草花で、
その日、目に飛び込んできたのはあざみの花。
小さい頃、野山で見つけた紫のそのかわいい花に思わず手がのびて、
触ってみると、まわりのとげとげに指が触れ「いたい!!」と
びっくりしたことを思い出しました。

又、寒い時期の車窓からの景色で、ずっとあちこちにあった
木々のオレンジ色の実は全て柑橘類だったのに、
今回から、それが全て「びわ」の実に変わっていることに気付きました。
季節は巡り、自然界はちゃくちゃくと変化しているのですね。

試合会場は今回も私にとって初めて行く場所でした。
Mが学院にお世話になるようになって、
たまに出かける試合会場も初めて行くところが多く、
その町がどんなところかも私の一つの楽しみになっています。

3年も中盤に差しかかり、部活引退までの期間が
惜しまれるようになってきました。
高校に入って、初心者で始めたMにとって、
楽しくもあり、時には大変で苦しいこともある部活と思いますが、
周りの温かい仲間達に囲まれて、なんとかここまでがんばって
続けられていることを本当にありがたく思っています。

その日の試合も、母友たちと誘い合わせ、会場へと向かいました。

部活はなんといってもチームワーク!
試合の数の何倍も何倍も
日々、練習に練習を重ね、みんなががんばっています。

しかし、試合となると、そこには、1年から3年までいて、
試合に出られる子、ベンチの子、応援の子、
それぞれの立場の子たちに分かれます。

実際に直接プレーしている子供たちの試合に
人々の眼は注目し、輝く彼らの活躍をたたえます。

私は、今回ももちろん、試合にも注目していたのですが、
新人一年生クンたちを含め、
試合に出ていない子供たちの様子もよく見ていました。
どこの部活でもそうだと思うけれど、
試合に出ていない子の数の方が圧倒的に多いです。

よ〜く観察していると、
たとえ、実際にプレーしていなくても、
精一杯の応援や試合のゆくえを見守る彼らの気持ちや思いは、
試合の中に一緒に入っているんだ、、、
実際に試合に出られる子の数は限りがあるけれど、
そこには、メンバー全員の子たちの力や気持ちが
ぎゅっと詰まっているんだ、、、
つまり、試合の中には、目には見えない、心でしか感じることのできない
監督、マネージャーを含め、部員全員のパワーが
ぎっしり込められていることに私は気付きました。

そして、そのパワーを、試合に出ている子供たちもいっぱいに受けとめて、
精一杯プレーしていることが伝わってきました。

そんな風に見ていたら、
実際にプレーしてない子供たちのこともとても輝いて見えてきたのです。
プレーしている子も、そうでない子も、一生懸命なその様子に
まるでわが子のようにほほえましく、きらきらと私の心に映ったのでした。

みんなが輝いている!!!

もちろん試合は勝負ですから、勝つことも目的だし、
レギュラーをめざすために、
一生懸命がんばることもとても大切な挑戦です。

試合に出られる子、そうでない子、いろいろな立場があるけれど、
それは、私からみたら、たいした問題ではありません。
みんなの力が合わさって、精一杯の力を生み出す、、、
そこから絆が生まれる、、。
それが部活の良さであり、これからの生きていく糧になるんだな、、、

また、もっと広く考えるなら、
部活に限らず、自分の持ち場をベストを尽くして頑張る人は
みんな輝いているんだ、、、

その日、彼ら全員を見ながら、
私は大切なことをたくさん教えてもらった気がします。

残りの部活動期間を、仲間たちと絆を深め、
悔いのないよう、励んでもらいたいなと思うのでした。


          happy ローラのさもない日常 その9  wink

                「水玉も輝いている」



本日の雨上がりの朝、庭に出て、すずめたちに残りごはんをあげにいき、
そこで、私の肩ほどの高さのユーカリの葉っぱの付け根を、
なんの気なしに見たのです!
そうしたら、こんなところにも、輝いてるもの発見しました!
それは、目を凝らして見つけないと気付かないようなところにあった、
ユーカリの葉の表面ではじかれたたわいもない雨の水玉、、、。
でも、こんなにまんまるくきらきら輝いている!!
自然の力の作る技ってすごい!!!
まるでぴかぴかに磨かれた水晶玉のようでした!

22.体育祭 
Thursday, June 5, 2008, 11:45 PM
前日から天気のことがとても心配でした。
朝、起きたら、曇り空、、どうか一日もってくれますようにと
空に願いをこめながらの早朝の出発でした。

家から本庄まで、電車に揺られながら、6〜7本の川を渡るのですが、
その都度、水面を見ては、
雨のしずくが作る水の輪ができていませんように、、、と
確かめるのでした。

母友に駅までお迎えにきてもらい、
グランドに降り立ったのは10時半を過ぎたころだったでしょうか、、、。

今にも降り出しそうな雲行きの中にも関わらず、
そこには、女の子の数も増えて、
にぎやかで楽しそうな学院生たちの雰囲気が伝わってきました。
「あっ!この子たちは一年生かな・・?」
なんとなく、ういういしさが漂う彼らを見ながら
Mたちの入学当時の、なつかしさがよみがえりました。

丁度、80mハードル開始。
Mの友達が出ていたこともあり、目を凝らして応援しました。
ハードルを倒してしまうことも気にせず、
とにかく進め進めとゴールを目指し思いっきり飛ばす子、
一つ一つ着実に丁寧にハードルをクリアすることを意識して走る子、
クリアとスピードの両方を求め走りきる子、
なんだか、無意識のうちにそれぞれの個性がでてくる、
奥の深いレースだな〜と思いました。

途中、クラスの輪の中に座っているMが偶然に私の姿に気づき、
しかし、例によって、すぐに目をそらされました。、
「全くぅ〜〜、遠くから、なんでまたわざわざくんのかなぁ〜、
 しかもこの天気の中、、、、」
というMの心の言葉が、いつになくやけにその厳しめなその表情から、
「4倍角」の「太文字」になって
私の胸に突き刺さり、一瞬、かなりたじろぎましたが、
私は、もうめげませんでした。

フィールド種目、大縄跳び、
100m, 200m, 400m, 1000m, 1500mと続く中、
レースを走り終えて、グランドの端で呼吸を整えているMに
思い切って近づいてゆきました。

「今日は、来ること言ってなかったし、
何も持ってこなかったけど、大丈夫?」
  「あぁ、、」
「ホームの生活、元気でやってる?」
  「あぁ、、」
「よかった、、、、じゃ、引き続き元気でね、、、」
  「あぁ、、」

短い会話だったけれど、もう、先ほどのような「お怒り風」な様子もなく、
Mからの、たった「あぁ」×3という返事だけでしたが、
おだやかさが感じられて、私はとてもほっとしました。

短距離、長距離を、無駄のないとてもきれいなフォームで力一杯、
見事に走る陸上部の子たちをはじめ、
若者たちが、今、この瞬間をベストをつくして挑戦する
エネルギーあふれる姿に
たくさんの元気と感動ををいただきました。

今まで個人的にお話したことのなかった
同じクラスの母との偶然の会話の中で、
「もしかして、もしかすると、あなたって、コラムのローラさん?!」
と言われた時は、「どうしてわかったの?!」と
(^^ゞ・・・という気持ちと同時に、
なんだか、ちょっと(#^.^#)・・・という気持ち、、、。

しかし、心配されていた雨も、霧雨から徐々に降り始め、
傘の花があちこちに咲き始め、午前の部、100m決勝が終わった時点で
残念ながら、「これにて体育祭中止」の決定のアナウンスが、、、。

「あぁ・・・・」(T_T)

男子校最後の学年の、最後の体育祭にしては、寂しすぎました。

今年は特別なものとして、その後予定していた台湾生到着セレモニー、
また、全員リレーのがんばりや、
楽しい「かぶりもの」「変装」ありのパフォーマンス、
ブラバン演奏をバックに学院生が一つに集まって最後に多いに盛り上がる
「紺碧の空」の大合唱、、、
Mたちに、3年生最後の体育祭のいい思い出作りをしてもらいたかったのに、。
そして、その光景をなにより私たちも一番楽しみにしていたのに、、、、。

さすがの私も今日の雨にはうらみました。

その後、母友たちとお昼を共にしました。
「残念だったわね〜〜、このくらいの雨だったら、
思い切って最後までやっちゃえたかもなのにね、、、」などなど
引きずった母達の気持ちをよそに、

当のM、本人たちは、さっと気持ちを切り替えて、
部活に励んでいるのでした。
その様子をしばしそっと垣間見て、帰路についたのでした。

体育祭、半分でおしまいは、とても悔やまれましたが、
大久保山の自然に触れ、
若者たちから元気なエネルギーをもらい、
母友たちともよい時を分かち合え、
今日も、学院にてたくさんの感謝をいただけた一日でした。

21.5月の保護者会 
Sunday, May 25, 2008, 09:19 AM
5月24日、土曜日、
本庄駅に迎えにきてもらった母友の車から降り立つと、
その日の大久保山の空気は、これから降ってくる雨を予想するかのように、
芝生や土や新緑に水分がいっぱい含まれていて、
しっとりとしたマイナスイオンたっぷりの空気でした。
体育館へと歩く道すがら、
緑いっぱいの自然を仰ぎながら、大きく深呼吸、
とても気持ちよかったです。

11時からの保護者会、
学院長様をはじめ、先生方、保護者の会会長様からの
学院をよりよいものへとの願いのこめられた熱いメッセージ、
などなど伺いながら、
学院生たちにもこれに応えて、
より一層高校生らしく充実した毎日を送ることができますようにと
願いました。

続くホーム生保護者会、
ホーム生保護者だけが残って、
それまで満員だった体育館に空間が広がると、
一匹のトンボが迷い込んできて、体育館の中をスイスイ飛んでいました。
うわ〜、ホントに自然がいっぱいあふれている、
なんてのどかで素敵な環境なんでしょう。

その後、昼食を兼ねた部活保護者会、クラス懇談会と続きました。

3年は、2年から持ち上がりのクラスで、
机も8人ずつの島に並べ替えられ、委員の方のご用意で、
お茶とちょっとしたおいしいお菓子をいただきながら、
なごやかな雰囲気のもと行われました。

今年3月には、学部学科の希望を書く調査が行われていたそうで、
その現状を知らせていただいたり、、、。
冬休みの帰宅の時に、家でなんとなく相談はしていましたが、
Mは結局どの学科を第一志望に書いたのでしょうか、、、。
これからメールで聞いてみないと、、、、。
横では、担任の先生が、
10月に行われる5泊の修学旅行
(今年は韓国、台湾、沖縄の3コースに分かれて行きます)
の下見の写真をスライドショーでずっと流して下さいました。

2年生の時は定期試験の科目数が一番多くて、
本当にヒーヒー言っていたようですが、
3年生になると、選択科目が多く、
定期試験の科目数も、文系と理系ではかなり違ってくるようです。
理系の方が、試験の科目数が多くて大変らしいと思っていたら、
先生曰く、文系はその分、平常授業内でのテストや、発表、レポート提出も
かなり多くて、大変らしいです。
要するに、理系でも文系でも、大変、ってことです。
そして、2年の12月に提出した卒論テーマをもとに、
3年生は卒論の方もがんばらなくてはなりません。

歓談の時間もいただけて、
たまたま同じ島に座った初めての母たちとおしゃべりもできました。
同じクラスでも、なかなかゆっくり話すことも今までなかったから、、。
部活引退の話になると、
ある部活の子たちは、
冬の大会に勝ち進むためには、修学旅行もお預けの覚悟を持って、
練習に励んでいるとのこと、
目標を持って、情熱を燃やしている彼らの話を聞いて、すごく感動しました。
話に盛り上がっていると、
もう他の島には誰もいなくなっていて、、、(^^ゞ
急いで席を立ちました。

それから5分くらい、Mの部活の様子をそっと垣間見て、

すぐにホームへ向かい、続くはホーム懇談会。

午前中の学院長様のお話の中に、
「この学院は、その地理的条件、ホーム制度という特色を生かして、
今後とも、近隣だけでなく、帰国生や、様々な遠方からの生徒達を
受け入れられる位置づけを大事にしていきたい」
というような趣旨のお話をなさってくださいましたが、
まさに、ホーム懇談会での集まりはその縮図のようでした。

2年、3年の母たちとは、すでに和気あいあい!
そして、そこには、新しく一年生で入居したご父母さまたちとの
初めての素敵な出会いが待っていました。
親元を初めて離してまもない
不安いっぱいの一年生ご父母さまの胸のうちを聞きながら、
「ああ、ほんのついこの間、私もあんなだったのに、、、」と
時の早さを感じると同時に、
残り数カ月の学院、ホーム生活を親子共々、大事にしなきゃと思いました。

「転勤生活が長く、日本で学校に通うこと自体初めてなんです、
メールをしても返事が来ないし、入学式以来、全く本人と会っていない、
一体、生きているのかどうかすらもわからない、、、」と
海外から駆け付けた父上様。
「大丈夫!息子さんはたくましくやっているはずですよ!!」と
思わず声をかけましたが、
心の中で、
「うわっ!そんな経験豊かなお子様といっしょに暮らせるなんて、、、。
生まれてから引っ越しさえしたことなく平凡に暮らしてきたMを、
学年に関係なくいっぱい刺激してほしいな!」なんて思わず思ったのでした。

たった1〜2年しか違わないけれど、
不安いっぱいの一年生ご父母さまたちに
ホーム生活でのたわいもない経験談で、
少しでもほっとした気持ちになってくれれば、、、と
私たちは、みなさまともすっかり打ち解け、
いろいろお話できてとてもうれしかったです。

「親元を離す気持ちって、みんな、同じなんだ、、、」つくづく感じました。

あっという間に、もう6時。Mの部屋をチェックして、
頼まれていた「夏服の上下」と、ちょっとした差し入れを置き、
「これ持って帰っといて」となぐりがかれた紙がくっついた
数枚の冬物の衣服の入ったビニール袋をバッグにぎゅうっと詰め込んで、
急いで帰路についたのでした。

まさに分刻みのスケジュール。

部活の母たち、同学年の母たち、ホームの母たち、
みんなと、もっともっと話したかったです、、、、。
時間がいくらあっても足りないくらい、、、
そんな風に思った感謝の一日でした。

20. 共鳴できる心 
Saturday, May 17, 2008, 01:46 PM
その日は、5月のすがすがしいお天気でした。
いつも乗る電車の窓から見える川の水鳥たちの姿が、
今日は見えないな、、、とよ〜く目をこらして見ていたら、
日差しを避けて、橋のらんかんが作っている小さな日陰に
仲良く集まって涼んでいるその子たちを発見しました!
水鳥も心地よい場所を選ぶ力を備えらているのですね。

先日、私は大学時代の大親友と20年ぶりくらいに
会うことになっていました。
卒業してから、結婚式にはお互いに呼び合ったけれど、
そのあと、子育て、転勤、他にもいろんな事情で
あんなに仲がよかったのに、ずっと会えずじまいでした。

学生時代は、同じ高さのところで同じものを見つめて、
同じ目標を持って楽しく過ごしてきた者同士でも、

その後の20年で自分を含め、
お互いが、どう、変わってきているか、
価値観がどう変化しているか、、など思いを巡り、
何十年ぶりの再会には、結構、勇気がいるのでした。

いよいよ待ち合わせの時間!

この20数年間お互いがどう変化していったとしても、
お互いが顔を見たその瞬間に、いろんな心配はふっとんで、
二人は娘時代の二人に戻ることができたのでした。

海風のあたる緑の中で
二人でちょっとしたものを買って食べながら、ベンチに座って
永遠5時間近く、二人の空白の20数年間について語り合いました。
お互いに経験してきている、楽しいことも、辛いことも、、、。
特に辛いことを分かち合えることって、生きていく力になります。

そんな風にして、
私たちは、キャンパスをいつも二人で
にこにこおしゃべりしながらのんびり歩いていた時とは
また一味もふた味も重みの増した、
社会人生活、結婚生活、子育てを通じて、いろんな経験を積んだ者同士の
より一層深い絆が生まれた気がしたのでした。

お互いに心が「共鳴」したのを感じました。
よく聞く言葉だったら「共感」とも言えますよね。

「共鳴」

私がコーラスをやっていて感じる言葉なので、
今回は「共感」ではなくあえて「共鳴」という言葉を使いますね。

私の声など、まだたわいもないものですが、
先生の声は、美しく、声量もあり、先生が歌うと、
その声に波長の合うもの、
つまり、相性の合うものが、「び〜ん!」と音を立てて
まるでこだまのように共鳴して、音が返ってくるのです。
その対象物は、譜面台であったり、椅子の金属の部分であったり、
棚のガラスであったりいろいろです。
とにかくその日の天気や、その部屋の湿度など、
いろんな要素が混じりあって、相性の合うものに共鳴するのです。
自然が作るとても不思議な現象です。

さて、ここからが本題。

・・・・最近、前座の方が長くなりすぎの風潮あり、、ゴメンナサイ!
       
今、同じ目的を持って同じ空間で勉学や運動にはげみ、同じ部活に精を出し、
一日の大半を一緒に活動する学院生活を送る子供たち、、、、
今は学院という環境に守られて同じ土俵の上に立っているけれど、
特に男の子たちは、社会人になったら、それこそばらばらな道を歩み始め、
一生をかけた仕事を持ったり、家族を養ったり、、
それぞれの人生になっていくでしょう。
幸運にも希望通りにいく人、なかなか思い通りにいかない人、
いろいろになっていくと思います。
今の時代ですから「思い通りに生きられる」方がまれなのかもしれませんね。

大久保山で得た友情を深く心に温めつつも、
社会人になってお互いに忙しくて会えない時期もあるでしょう。
しかし、年を重ねてからふと再会した時に、
友達の喜びも悲しみも、
いろんな思いを心から分かち合える人、
「共鳴できる心」を持てる人になってくれれば、、、、、。
そして、今の時代にそういう友達をいっぱい作っておいてくれれば、、、
いいなと、、、。

そのためには、この今の多感な時期に、
「なんでもうまくいく」「順調に行く」ことだけが決していいのではなくて、
渦中にいるときは親子共、心配だし、やきもきするけれど、
辛い思い、苦しい思い、悔しい思い、、いろいろいっぱい経験することも
これから生きていく上で、心の幅を広く持っていったり、
受け入れられる許容範囲を広げていくために
とっても大事なことかもしれない、、

「なんでも話せる」友達
「どんなことにも共鳴し合える」友達を持つことは、
生きていく上で一番大きな力になる気がするのです、、、、。

もちろん、人間ですから、人の喜びを素直に喜べない自分がいたり、
人の失敗を、「あぁ、自分だけじゃなくてホッとした」なんて
どこかで安心している自分って必ずいますけれどね。




| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 進む> 最後へ>>