12月6日、銀杏並木の黄金色に染まったキャンパスの中、本校の吉田先生に同行して頂き、100名余りの保護者の皆様とともに、政治経済学部、法学部、商学部、社会科学部のキャンパスツアーを行いました。
各学部ごと、構内の教室を移動し、それぞれの学部担当の先生方のお話を伺い、充実した1日となりました。
【政治経済学部】
政治経済学部は、政治学科、経済学科、国際政治学科の3学科で構成されています。
3学科共通の特色としては、
①いずれの学科においても、政治学と経済学の両方を基礎から体系的に学べる。
②政治と経済分野だけでなく、外国語や一般教養などの幅広い教養が身につく。
③超少人数制のチュートリアル・イングリッシュが必修のため、生きた語学教育が身につく。
④少人数制の演習(ゼミ)が入門、専門ともに多数あり、学科の越境も可能なため、入門時に自分の専門分野を限定しなくてもよい。
以上の4点が挙げられます。
また、各学科を大まかに特徴付けると、
●政治学科 人間集団における政治行動に関する、客観的な方法による研究を行う。伝統的方法(政治史、政治思想、政治学等)と、新しい方法(行動学的な視点、モデル分析、統計分析等)の新旧両方により、バランスよく過去・現在・未来の政治を研究できる。
●経済学科 人間集団における経済行動に関する、客観的な方法による研究を行う。標準的な経済理論を中心とし、それを応用したさまざまな分野の研究ができる。
●国際政治経済学科 国家間に発生する政治問題に関する、客観的な方法による研究を行う。政治学と経済学の両方を、バランスよく学ぶことができる。
以上のようになります。
3学科に共通する徹底した語学教育という点では、例えば英語は入学前のTOEFLのスコアによるクラス編成があります。また英語以外の外国語も、上級までカバーする少人数制の集中クラスが設けられています。その延長としての「留学」ですが、早大が提供する海外の大学は国内最大のネットワークを誇り、世界70カ国以上、約500校にもおよんでいます。実際に留学した場合の就学期間も、通常の4年間で卒業が可能なように配慮されており、短期留学なら、2学年時にするのがベストだということです。
これまで保護者から出た質問としては、「経済学部と商学部はどう違うのか」、「数学が苦手でも経済や国際政経を卒業できるか」、「国際政経は必修科目が多いので学生生活を楽しめないのでは」等があったそうですが、先生からの回答は「経済学部には、経済学、商学、マーケティングの専門教員はいない」、「数学は必修だが誰でもできるレベル、ただし根気を持って取り組むように」、「学部生は勉強はもちろん、日頃の学生生活も充分エンジョイしている」というものでした。
伝統ある政治経済学部にご興味のある方は、ぜひ早大の学部のWebをご覧ください。
【法学部】
法学部のカリキュラムの特色としては、以下の事柄が挙げられます。
①履修モデルの設定
将来の進路や希望にあわせて、民事司法、刑事司法、国際関係、公共政策、企業・金融、市民社会と法の、六つの法律主専攻履修モデルが提示されている。
②セメスター制
一年を春学期と秋学期のふたつに分け、各セメスターごとに独立した授業と成績評価を行う。集中授業により教育効果が上がり、海外留学希望者にも便利である。
③1年時導入教育の充実
法の基礎理論を学び、法律文献の検索・引用、ディベートの方法、小論文の書き方の訓練を行う。裁判の傍聴等も取り入れている。
④少人数教育の充実
主専攻ゼミや副専攻ゼミなど、クラス編成や授業規模をできる限り少人数にし、教育の質の向上を図っている。特に外国語(英語)では、チューター(ネイティブの先生)1名と学生4名が一組の、チュートリアル・イングリッシュを行っている。
⑤3年時卒業制度の導入
特に優秀な成績を修めた学生に対しては、3年終了時の卒業を認める。これにより、大学院への進学や法律専門職への道が短縮できる。
⑥外国語教育の充実
卒業必要単位124単位のうち、20単位が外国語(未習外国語10単位、既習外国語10単位)である。英語はできて当然、第2外国語で差をつけ第3外国語にもチャレンジできるよう、英・独・仏・中・スペイン・ロシア語が学べる。
現在、早大法学部生の25%はロースクールへ進学し、司法試験合格者数は毎年トップクラスとなっています。また、2007年度の国家公務員試験合格者数は全国三位で、、一般社会各層に法曹専門家以外にも、法的センスを持つ優れた人材を輩出しています。
こうした実績が、早大法学部入学を希望する若者たちの、揺るぎない価値観のひとつつとなっているのでしょう。
【商学部】
わが国最古の私立大学商学部であり、早大の中でも最多の卒業生を輩出しています。
来春から新しい建物になり、学ぶ環境が一層充実します。商学部では実社会のビジネスと関係の深い様々な学問領域を学びます。
セメスター制(2学期制)を採用しているため、以下のようなメリットがあります。
①少数の科目を集中的に学習するため、教育効果が大きい。
②国際化に対応し、留学にも都合がよい。
学生サポートも充実し、奨学金も多様なものが用意されています。また、商学部は早稲田大学の中でも、企業のトップマネジメント(社長、会長)を最も多く輩出している学部で、各分野で活躍する卒業生の実績と伝統に支えられ、就職状況もとてもよいとのことでした。
最後に本庄学院の卒業生で4年生に在籍する生の学生の話を聞くことができました。
先生方のお話のあと、本庄学院の卒業生で4年生に在籍する学生さんが、
①商学部に入る前に不安に感じていたことと実際
②商学部での生活
③気になる就職状況
の3点を話してくれました。
「就職活動では、社会人になってからのビジョンをいかに夢物語でなく、現実的に伝えられるかが鍵であり、商学部で学んだことは非常に役に立つ」という話は、就活をされたばかりの生の声としてとても説得力がありました。
早本卒業生の行動力やプレゼンテーションのすばらしさに、参加者一同感心し、アンケートでも最も評判が高かったお話でした。
先生から<早本生へのアドバイス>
商学部の学部長から、「付属生は受験をくぐり抜けた一般生に比べ、入学時にはその基礎学力に不満がある。」という耳の痛いお話しもありました。
「語学は、いくらやっても無駄にはならないので、ぜひ勉強することを勧める」とアドバイスしていただきました。
実際、どこの学部でも、語学は大変重要視されております。早本では、今後第2外国語が今以上に充実されるので、高校時代に第2外国語をしっかり学んでおけば、大学で必ずや役に立つにちがいありません。
最後に商学部学部長のお話しには続きがあり、「付属生はポテンシャルが高く、様々な分野で活躍している」と、具体的な早本卒業生の活躍も教えていただきました。
【社会科学部】
2009年度から、社会科学部は、昼夜開講学部から昼間部へ変わります。また、カリキュラムも新しくなります。
社会科学部の最大の特徴は、研究できる学問分野の広さにあります。社会科学部は、「学際性」という理念を取り入れ、多面的なアプローチで現代社会の問題の本質をとらえ、解明していきます。
そのため、社会科学の各分野にとどまらず、人文科学、自然科学の科目も数多く開講しています。1,2年次に、入門科目(コア科目)を履修し、基本的知識や分析の手法などを身につけ、3,4年次には、高度な専門性と学際性の探求をしていきます。
60以上のゼミがある上、オープン科目として、他学部や他大学の科目の履修も可能です。幅広い学習機会で、オーダーメイドの学びを実現していきます。
<アンケートの結果です。>
*一番参考になったことは何ですか?
学生さんの生の声。
各学部で目的とする授業内容と特色。
基礎学力を高校のうちに充実させ外国語を身につけさせる。
目的を持つこと。
どの学部でも英語など外国語の重要性を説いていること。
▼キャンパスツアーの様子
・・・あとがき・・・
7月の所沢から始まったキャンパスツアーも、今回の4回目をもって、お蔭様で大盛況のうちに無事終了しました。
これも、早本の吉田先生、棚橋先生、またここでは書ききれない学院の先生方・関係者の皆様方のおかげで、キャンパスツアーが開催され無事終了したことをこの場をもってお礼申し上げます。ありがとうございました。
又、参加なさった保護者の皆様方には暑い夏から始まり、師走の中までご参加下さり本当にありがとうございました。
皆様からの幹事達への温かいお言葉はとても励みになり、ここまで来ることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。
今回のツアーの中で4回目の、商学部の早本卒業生の学生さんのお話がとても印象的でした。
彼の高校生活の話、大学に入ってからの話。大学に入っても最初から目的があったわけではなく、あることがきっかけで、持前の行動力で社会人としての基礎を大学で培ったこと。
彼の話をきいていると、早本生だったからこそ、今の彼があるんだということがひしひしと伝わってきました。
そしてこれから社会人として羽ばたいていった時、たとえ困難なことに出会ったとしても、それを乗り越えて行く力があることを彼から感じたことに、私までもが力をもらったようです。
現在いるすべての早本生たちが限りない可能性を持っていることにうれしく思い、今後も陰から見守っていきたいと思います。本当にありがとうございました。
文化事業委員長